レッカは亘理を無事喫茶店に戻して帰ってくると私の元へやってきた。 いつもならすぐに自分の部屋へ籠ってしまうのに。 「姫、私と一緒に探偵団とドラゴン部隊をギャフンと言わせませんか?」 「レッカ……!」 私が二つ返事をしたというのは言うまでもない。 こうして私は怪盗レッカの相棒としてレッカの盗みを手伝うこととなった――――。