午前7時30分。

朝の涼しい風を感じながら私はある家の前で待っていた。


ピンポーン


『………。』


ピンポーン


『………。』


ピンポンピンポンピン…

ガチャッ

「……はぁーい。」

やっとここで王子様の登場である。