「……突然誰かに持ってかれそうな気がするんだ。」 「でもどうしたらいいか分かんなくて何もできない。俺がサッカーばかり夢中になってると、気付かないうちに消えちゃうんじゃないかって。」 「拗ねてるって愛奈は笑うけど、拗ねずに思ったこと話すと俺こんなんだよ?すげーダサイの(笑)」 私は深いため息をついた。 「呆れた?」 「ちょっと座って話そう?」