ふたりの帰り道。相変わらず2人きりはこそばゆい空気。 「今日はお疲れ様。」 「うん。」 「つかれた?」 ・・・・・・・・? 「すっげー楽しかった!」 急に勇介が大きい声を出すもんだからビックリして思わず笑ってしまう。 「ねえ愛奈。ずっと見てくれてた?」 「もちろん。」 「ほんとに?」 勇介は立ち止まって私から目を離さない。 「勇介?…どうした?」