決して諦めてはならない。

少なくともこの地で懸命に生きようとしている被災者よりも先に、戦術自衛隊の隊員が屈してはならない。

いや、被災者達が絶望しようとも、戦術自衛隊だけは絶対に絶望してはならない。

その絶望から救い出すのが、彼らの任務なのだから。