だが、戦術自衛隊とて手をこまねいている訳ではない。

第二波の教訓をもとに、各部隊が連携をとりながら隕石群の迎撃に当たる!

上空では戦術航空自衛隊のF-15DJイーグル戦闘機の部隊がAIM-9 サイドワインダー、99式空対空誘導弾といった空対空ミサイルで隕石を破壊。

こんごう型護衛艦『きりしま』がハープーン艦対艦ミサイルの4連装発射筒からミサイルを連続発射、地上に迫る隕石群を撃墜していく。

平時は戦争の為の兵器であり、反戦団体の槍玉にあげられる象徴とも言うべき軍事兵器。

だが緊急事態の今この時において、これらの兵器は紛れもなく国民を守る為の盾となるべきもの。

鈍い輝きを放ちながらも国防の要となる、鉄の救世主(くろがねのメシア)だった。