海でもまた、救助活動が行われている。

漁に出ていた際に、不運にも隕石の直撃を受けて沈没してしまった漁船。

その乗組員を救出するのは、戦術海上自衛隊の救難ヘリ。

空中からロープで隊員を吊り下げて、要救助者の身柄を確保する。

波が荒く、ともすれば隊員まで飲み込まれかねない危険な任務。

それでも臆する事なく、隊員は果敢に要救助者のもとへと向かう。

理不尽なまでの隕石による災害。

何の落ち度も罪もない人々が、降って湧いた災害によって危難に晒される。

我慢がならない。

そんな理不尽さに歯噛みする。

戦術自衛隊の隊員達は、そんな義憤を燃やせる者達ばかりだった。