遂に隕石群第二波の落着予想時刻になった。

もう限界か。

苦汁の決断で小川は踵を返す。

これ以上この場に留まれば、小川の身も危ない。

急いで安全区域に引き返そうとした時だった。

「!!」

頭上を飛行していたUH-60J 救難ヘリコプターが突然爆発炎上する!

飛来した隕石群、その一つがヘリに直撃したのだ。

炎に包まれたヘリの残骸が、小川のすぐ近くに墜落!

「くっ!」

小川は寸前の所で飛び退き、凄まじい爆発の炎から逃れた。