鉄の救世主(くろがねのメシア)

そんな小川達の救助活動の最中。

上空を飛行していた飛行警戒監視隊のE-2C早期警戒機のレーダーに反応があった。

レーダーに映る、複数の影。

二つ、三つ…。

いや、それだけではない。

それは徐々に数を増やしていき、最後には捕捉しきれないほどの数へと変わっていく!

早期警戒機の乗員はすぐに通信を全部隊へと送る。

緊急通信。

事態は一刻を争う。

恐れていた事態。

小規模ながら、隕石の第二波…隕石群が、再び日本の広範囲に飛来しつつあったのだ。