* 片思い *




トモ先輩に会えたことは

もちろん嬉しいんだけど……。


これじゃあ、カナが……。



そう思っていたら、

カナの隣に座った一人の男の人。



誰だろう?

ナンパ…じゃないよね?




「あぁ。あれは連れのケンゴ」



すぐ表情に出てしまうあたしを

見抜いたのか、先輩が説明してくれた。



へぇ。



「そうなんですか!」

「ここだけの話、あいつカナちゃんの事狙っててさ」

「えええっっ!!?」




あたしの大声に、目を見開く先輩。


カナもマオも皆、あたしをガン見した。



あ、あっはは~(汗)




あまりに驚くと、大きい声が

出る癖があるんだ、あたし。





カナを好きなケンゴさん。

マオが好きなテツさん。

先輩が好きな、あたし。



このみんなが付き合ってくれると

どんなに幸せなんだろう?


一人でそう思ったりしてた。