「テツさんって、映画の時に
先輩と一緒にいた人だよね?」
「うん///実愛たちが帰った後、
あたしとテツさん。カナはユウキ先輩と帰ったの」
「うんうん!」
「で、帰り際にいろんな事話してたら…」
「好きになったって訳か!」
帰りの事を思い出したのか
マオは俯いて、あたしの言葉に頷いた。
マオが…片思い……!
「マオ~~っ!可愛いっっ♪」
あたしは浴衣で動きずらいのに
マオにがっちり抱き付いた。
「ちょっ///実愛っ!?」
「マオ頑張って!あたしも協力するっ!
今日来るんだよね?尚更協力するっ!!」
「あたしもするよ~ん♪」
カナもあたしの上から抱き付いてきた。
夏だっていうのに、暑苦しい光景(笑)
「あ、ありがと…///」
恥ずかしながら言うマオは
本当に『恋する乙女』の顔だった。


