──ピピピピピピピピピ 重たい瞼を少しだけ開ける。 はあー…。 ダメだ…。 昨日から目を閉じでも 先輩の顔ばかりが浮かぶ。 掻き消したくても出来なくて今に至る。 体が重い…。 瞼も重い…。 泣き疲れたし、今日も部活だし。 休みたいなぁ…。 なんて、甘えしちゃダメ! 自分に喝を入れて布団から出た。