「いまから、時間ある?」


「へっ?」




唐突過ぎる言葉に


思わず変な声をあげてしまった。





すると先輩は、携帯で何か文字を打って


それをあたしに見せた。




見ていいものか、ためらっていると


先輩は人差し指を自分の唇の上で止めて


『秘密』って合図をした。





うう~/////


その含み笑顔、反則ですっ///




携帯を覗き込んでみると



【この辺に、星が近くで見れる丘がある】



星好きのあたしにはたまらない文字が!





すかさず自分の携帯の


新規のメール作成画面を開いた。