完全にバレてるんだろうけど。 それでも強がってみるあたしは やっぱりまだまだ子供みたいだな。 そんな強がりを見透かすような 先輩の真っ直ぐした視線を感じて。 息が出来ないくらい苦しくなって 思わず目を逸らしてしまった。 「息ぴったりだな、俺たち」 俯いたあたしの耳に響いた先輩の声。 バッと顔を上げると 不敵な笑みを浮かべながら こちらを見ている先輩。 うう~、先輩っ。 そんな余裕ぶっこいた表情も めちゃくちゃかっこいいです…!