お互い送り終わって、
再度 お礼を言った。
『そんなに礼ばっか
言わなくてもいいよ』と
先輩は言ってたけど。
先輩を想う気持ちが
また膨らんでいった一日だったなぁ。
ずっと背中を見送ってたら、
曲がり角で先輩が一度あたしを見て
驚いた顔をした。
やばっ!///
ずっと見送ってちゃ、
いけなかったかなぁ?
そんな少しの不安も一気にかき消すように
先輩は笑顔で手を振ってくれた。
そんなことが本当に嬉しくて。
半分 涙目になりながら手を振り返した。
先輩……先輩っ!
「……大好き」
一番伝えたい言葉を小さく呟いた。


