「ぷっ!やっぱ実愛ちゃん可愛いー」
「か…可愛いなんてっ
とんでもないですっ!」
先輩にとっては些細な一言でも
あたしにとっては死ぬほど嬉しかった。
また一段と火照った顔を
再び地面に向けた。
それから暫く他愛のない話をして
先輩は家まで送ってくれた。
「先輩、今日はありがとうございました!」
「こちらこそ」
「また、機会があったら映画行きましょっ」
「あ、じゃあさ、赤外線しよ?」
「い…いいんですか…!?」
「もちろん!実愛ちゃんは特別。
他に女の子なんて、数人しかいねぇよ?」
えっ!?
意外…というか、あたしも
その数人の中に入れるの!?////
やばい……。
めちゃくちゃ嬉しい…っ


