「面白かったな~、実愛ちゃん」 「あははっ!そうですねっ」 出来ることなら…… また見に来たいな。 「いいよ。また映画見よ!」 「えっ!?」 「今言ってたじゃん? 『また見に来たいな』って」 「あっ、はい///」 心の声が口に出てたっ! そんなあたしと先輩のやり取りを見ながら クスクス笑う二人に含み笑いを返した。 「んじゃ、帰ろっか」 先輩の友達のテツさんの声で あたし達も頷いて、帰ることになった。 「実愛ちゃんは俺が送るわ」 ……先輩と。