これは、運命なのか。
それとも、ただの偶然か。
でもあたしは
運命を信じたいっ!
加速する心臓と、
熱くなる体を冷やそうと
烏龍茶を一気に飲み干した。
「うえっ!?
実愛、それ…Lサイズだよ!?」
「大丈夫、へっちゃら!」
「いくら火照るからってそりゃないわ~」
「えっ!?なんで分かったの!?
やっぱりマオはエスパー!?」
「お見通しだっての!」
マオはケラケラ笑いながら
ポップコーンを頬張った。
「ちょっと、トイレ!」
しばらくマオを眺めていると、
突然立ち上がったカナに
嫌な予感がしたあたしは
「先輩達には何も言わないでよ!?」
と念を押しといた。


