ボクは、人を殺した。


理由のある殺人。 だって嫌いだったんだもん。


此処は、近所の竹やぶ。

右手には、真っ赤なナイフ。


足元には、死んでる奴。


勝った、勝った、自分は勝ったんだ!!


クスクスと笑う自分。


…不気味だな。


でも、復讐は果たせたんだ。

服に付いた血が少し、錆びた鉄の匂いがした。


「ま、いっか…」