゙幼なじみ゙という名の壁~素直になれなくて~






やっぱり光樹は
かなりいいヤツだ…。

どんなときも
俺のことを優先してくれる。


…いつか俺も、
絶対に恩返ししたい。




「ありがとう。
…拓海にもよろしくな!

んじゃ月穂のとこ行くわ!!」


「おぅ!!!」


光樹に手を振って
月穂と待ち合わせしていた
ロビーまで走った。




相変わらず人が多いが…。


今度は愛しい人の姿を
すぐに見つけることができた。