゙幼なじみ゙という名の壁~素直になれなくて~






それから………
光樹と拓海の応援をした。

結果は…残念だった。


だけど…
二人ともすげぇ輝いていた。

本気で走りきるって
かっこいいと改めて思った。




「光樹ーおつかれッ!!!」


応援席に戻って来た
光樹に声をかけた。

やっぱり少し元気がない…。

「おっす!!!
………俺負けちまったよ。」


あれは相手が強すぎるのも
あるから…

光樹だってかなり惜しかった。



「元気だせよッ!次があるじゃん。…それまでお互い、
練習頑張ろうぜ!!」



俺の励ましに
「ありがとな、星磨。
…月穂ちゃんが待ってんだろ?早く行けよ!」

と明るく言ってくれた。