でも、優里はそんな言葉を書ける事はなかった 「…ケータイ、忘れたの」 そういって優里は自分の席へ向かった もう、隣同士の席じゃないことが こんなにも悲しい 「…新学期も 龍斗くんとこんな事あったよね」 そういって俺に笑いかける優里に 「…あ、そうだね」 俺はこんな言葉しか言えない