初めて抱きしめた優里は いい匂いがした 「…え、え?」 「好きだよ…優里 俺と付き合って下さい」 「…わ、私でいいの?」 「うん、いいよ」 「私、可愛くないし 勉強も出来ないし ご飯食べるの遅いし すぐ眠たくなるし…」 「うん…知ってる 優里は、俺の事嫌いなの?」 だってさっきから 俺を好きだって言ってくれない 「…優里?」