Angel☆Test

「俺らも帰るか…。」

と真仁が言って、結局2人でカラオケから出た。

一応、みんなが自分の使った分はお金を置いていってくれたから、お金の問題は無かったんだけど…。

帰り道、

「俺、今日人生で初めて振られた…。」

って、真仁が相変わらず落ち込んだ状態で、まるで独り言かのようにつぶやいた。

「でもさ、嫌いって言われなかっただけ、マシだよ?」

「そりゃあお前が毎回付き合ってる奴に告るからだろ…。」

あ、真仁も知ってたんだ…。

「でも、運命の人が居るんだから、ね。」