Angel☆Test

「それは絶対にありえないな。
大体、受験生だ。そんなたわけたことをして何の役に立つ?
そんなことのせいで、お互いが浪人したら、愛し合っていても、お互い嫌な思いするだろう?」

なんか、堅いじいさんが勝手に作り上げた理論に見えるけど、理屈は全て通っている。

受験生ってこと、ここ数日忘れてたもん。
だって、私、死んじゃったから、もう関係ないし。
むしろ、君たちをくっつけないと、私の魂が…うぅ。

でも、愛し合っていても、そのせいで浪人するのはお互い好きで一時的に離れるのより、もっと嫌だ。

「っつーか、待田お前話脱線させずに正直に話せよ!」

真仁が言った、確かに、脱線させてた!
恐るべし、学年トップ!

「俺は、断るって言っているだろう。
前の内容からちゃんと読み取れ。」

あ、確かに、ちゃんと私の聞きたいことの答えを示唆されるような言葉が入ってた。
恐るべし!