Angel☆Test

また、クラスの雰囲気が、ヤバくなってきた…。

「何ふざけた妄想言ってるんだ。
お前、痴漢に遭遇して病んだのか?
実際、俺たちは他の人が痴漢にあったのを助けただけだ。
被害に遭ったわけではない。安心しろ。」

作り話…?自分と阪田さんをフォローするため…?

「そ、そうだよね、ごめん。
私、本当に病んでるかも…。
ありがとう、待田。」

「礼はいらん。
というより、浅田と池田、他の場所で話さないか?」

「「あ…、うん。」」

教室から出て行くとき、チラッと阪田さんを見た。

阪田さんの視線は、
どう考えても待田にいっていて、
その視線は限りなくラブビームに近かった。