「鈴木くん…、あなたが好きですっ!
 付き合ってくださいっ!」



「…ごめん、あんたのこと…嫌いだから、無理」

鈴木くんは無表情でそう言うと、どこかに行ってしまった。

今日…私は、人生でもう何回目になるんだろう…10回目?
の告白をしたの。

でも、また振られてしまったんです…。

『また』なんです…。

今まで、告ったときは決まって、

「嫌い」

って振られる。

しかも、友達を好きになっちゃって告ったときもそう。