REVENGE Ⅰ




「……。」


すると、ずっとあたしと梨華様のやり取りを見ていた柚菜様が、机の上に広げてある退学届をしまった。


「ちょっと柚菜!?」


「梨華、もういいわ。」


「でも……!!」


「これだけ言っても自分の意志を曲げようとしない…。無理に追い出す必要ないじゃない。」


「柚菜……。」


「柚菜様……。」


柚菜様はあたしのほうに向き直った。


「白鷺あすかさん、そんなに言うのなら退学しなくていいわ。ただし、後悔するのはあなたよ。終わることのない闇へ、自分の足で踏み込んだのだから……。」


そう言うと、柚菜様と梨華様は教室を出て行った。


「今日1日、濃かったな…。」


今日1日だけでいろんなことが起きた。


それよりも……。


あの2人は一体何を……?