「……。」
すると、ずっとあたしと梨華様のやり取りを見ていた柚菜様が、机の上に広げてある退学届をしまった。
「ちょっと柚菜!?」
「梨華、もういいわ。」
「でも……!!」
「これだけ言っても自分の意志を曲げようとしない…。無理に追い出す必要ないじゃない。」
「柚菜……。」
「柚菜様……。」
柚菜様はあたしのほうに向き直った。
「白鷺あすかさん、そんなに言うのなら退学しなくていいわ。ただし、後悔するのはあなたよ。終わることのない闇へ、自分の足で踏み込んだのだから……。」
そう言うと、柚菜様と梨華様は教室を出て行った。
「今日1日、濃かったな…。」
今日1日だけでいろんなことが起きた。
それよりも……。
あの2人は一体何を……?

