「言ったじゃない、私達はアリス達の敵だって。あなたの敵でもあるわけだけど。」 「私達はアリスの邪魔をしただけ。アリスの計画を妨害しただけなのよ。」 梨華様も加勢する。 「……目的はなんですか?」 柚菜様の前に見下す形で立ったアリスさんは、とても冷酷な顔をしていた。 「……社交界で1番になるためよ。」 集中して聞かないと聞こえないほど小さな声で呟いた柚菜様。 梨華様も一瞬柚菜様を見ると俯いてしまった。 香苗様と寧々様は呆然と座っていた。