推薦枠……。


つまりその推薦枠にあたしが入ったってこと…!?


「君は知力での推薦だ。いやぁ、文部科学省も驚いていたよ。」


ハハハと軽快に笑う警察官…。


まぁ自分で言うのもアレだけど…、学校の試験も全国模試も、試しに受けた父親の勤めている大学の入試問題も、全部満点だった。


「……ただし、条件がある。」


……条件……?


なんだろう……?


「政府も警察も、できる限りのことをさせてもらう。君の未来を守るために…。」


……それはありがたい。