「上に戻るんだ!!もうこれ以上下に行けない!!」
「え…?」
「火事だ!!29階はもう火の海だ!!」
えぇっ!?
「早く上に行け!!」
歩夢の言われるまま全速力で階段を駆け上がった。
目指すは屋上。
屋上に行けば、ヘリの1つくらい……。
ガチャ
「「「「え……。」」」」
屋上にはヘリがあるどころか、あたり一面の火の海だった。
「そんな……。」
「……とりあえずまたあの部屋に戻ろう。」と歩夢。
「でもどうやって逃げるの!?」
「ここにいても煙を吸うだけだ…。まだ燃えてないあの部屋にいたほうがいい。」
「……。」

