「楽しんでもらえたかしら?」 「はい。今日は本当にありがとうございます。」 「喜んでもらえてよかったわ。 そういえば…、私達このあと急な予定が入ってしまって、ここを抜けなきゃならないの。 私達がいなくなってもごゆっくりね。」 「ありがとうございます。」 もう何も起きないと悟ったあたしは、何も疑わずにROSE様を見送った。 だからもちろん、 ROSE様が1階ではなく屋上に向かったことも、 さっきまでいた柚菜様の執事がいなくなっていたことに、気付いてもいなかった……。