「私達の情報網を甘く見られては困るわね。」


「……。」


確かに、ROSE様の情報網を甘く見過ぎていた…。


ここまで知られていたとは……。


「……はい。家の売却を……。」


「次からは私達にも教えて?私達は味方なのだから…♪」


「……ありがとうございます。」


「話はそれだけよ。ごきげんよう。」


「……ごきげんよう。」


柚菜と梨華様はそのまま教室を出てしまった。


これを言うためだけに……?


……分からない。


柚菜様と梨華様が何をしたいのか……。