――放課後― 「……。ふぅー」 あたしはあまり人気のない階段の下から3段目にこしかけながらぼーっとしていた ………―― ……― …― 「おーい吉田ー?…おーい……」 あたしがゆっくりと目を開け、上を向いてみると… 佐藤くん?! 「…―ぎゃぉっ…―」 「……プッ… なんて声だしてんの?」 「ほえ?」 佐藤くんは口を自分の手の甲で軽く押さえながら笑っていた。