「じゃあ、ね。 胡桃ちゃん。」 『えっ?』 (何で私の名前を知ってるの?) もしかして… ストーカー? 嘘だ。 それは自意識過剰、 さっき 未来が大声で、私の名前を叫んでたからだ。 「あ、ゴメン。 嘘吐いた。」 え? 「じゃあ、ね。 じゃなくて “またね”だったっけ。」 そう言い、嵐は人混みの中に入って 見えなくなってしまった。