しゃーない。


今日は、諦めるしかない……。


こんな日もあるんだなー。


かなしー。


このまま、帰るのもあれだから立ち読みしていこー。


私はさっそくファッション誌の方へ向かった。


ファッションやメイクの勉強をして美人の彼女を抜いてやる!


行くと、いろんなファッション誌が平積みされていた。


どれにしようかなっと……。




!!!




彼女がいる!!


この前見たあの人!!


なんで?


私、おそるおそる雑誌『AA』の表紙に近づいてみる。


よーく目を凝らした。


やっぱり、彼女。


どう見ても間違いなく、あの時のあの人だ。


雑誌を掴んで表紙の笑ってる顔面ドアップの写真を見る。


そうか!!


今、気が付いた。


彼女は前世で私のお姉さんだった人じゃない。


この雑誌の専属モデルだったんだ。


なんで思い出せなかったんだろー。


なんて記憶力の悪さ……。


あー、そして、なんてこと!


彼女がモデルって!!