チェリーガール

だんだん暗闇に目が慣れて、碧様の姿が辛うじてわかるようになった。


「どういうこと?」


「こういうことだよ」


碧様は俄かに私の体に抱きついてきた。


ギュッと強く抱きしめられる。


い、痛い……。


「痛い……離して……」


「嫌だよ。離すもんか! 君が好きだ!」


「こ……こんなの……嫌……」


「好きなんだ!!!」


私、押し倒されて床の上で手足をバタバタさせて抵抗した。


碧様は信じられない言葉を口にした。




「禁欲なんてできない」


え?


本当に?


私の手と足を押さえつけて、身動きができないようにして碧様は唇を強引に奪った。


唇が離れたと同時に私は助けを求めて叫んだ。


でも、すぐ手で口元を塞がれた。


「大声出すなよ。すぐ終わるから」


私の耳元に碧様が囁きかける。


だんだん息が荒くなって熱っぽくなる碧様。


私は抵抗し続けた。


でも、碧様の手が私のスカートへと伸びる……。