チェリーガール

「来い!!」


男たちが急に入ってきて私の手首を掴む。

私は否応なしに悪代官たちの前に座らされた。


「ほほう。なかなか上等な日本人形だな」
(空想なので私はなかなか上等なお・ん・な)

「そうでございましょう。この人形の着物を脱がしてみてはいかがでしょう?」

「なかなか良いことを思いつくではないか。お主も悪じゃのう」

「御代官様こそ」


すると、二人は例のごとく声を合わせてこんな感じに笑いあった。


「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ」


さっそく、エロオヤジ……じゃなくて悪代官が私の帯に手をかけた。


するするっ。


帯はみるみるうちに、ほどかれていく。


私は回転する。


そーれ、時代劇名物日本人形コマ回り~


「あ~れ~」



と、ここで正義のお侍さん登場!!


ちょんまげの碧様が……。


キーンコーンカーン……。



終わった……。


妄想タイム終了。