チェリーガール

後ろから抱きつかれて私たちは共倒れになった。


「もう、離さない」

碧様が背を向けている私の腰に抱きついて、私たちは横になったままの状態。


「セバスチャンったら……♡」


セバスチャンってのは碧様の名前♡


「君が好きだ。ずっと、一緒にいたい」


「私もよ、セバスチャン。ずっと、一緒にいましょう」


「うん」


私は向きを変え、セバスチャンと横になったまま向かい合う。


そして、抱き合って……。


チュッ……って……。


ふふふ♡


チューリップ畑でチュって……♡


へへっ。


妄想、最高!!



気分が乗ってきたので……。



続きまして……。


~妄想その3~


「御代官様、奥の部屋に日本人形を用意しております」

「そうか。越後屋。呼んでまいれ」

「ははっ」


私は町娘。


おとっつぁんの借金の肩代わりにここへ連れて来られた。


部屋のふすまに耳を当てて、悪代官たちの会話を聞いていたところ……。


ガタッ!!


急にふすまが開く!