幸い、一番後ろの席。

誰にも寝るのを邪魔されない。


キーンコーンカーンコーン。


いつも鐘の音と同時に寝る。


おやすみなさい……。


いざ、夢の世界へ……。




って、寝られない!


なんで!?


~妄想その2~


ピンクのラメ入りチューリップ畑が目の前にひろがっていた。


遠くには風車が見える。


私は金髪で三つ編み、オランダの民族衣装を着ている。


「待ってよ! ローズマリー!!」



ふふ、ローズマリーってのは私の名前。
(空想の世界では名前も変えられて何でもあり)

私はチューリップ畑をうまいこと花を踏まずに走っていた。


後ろから金髪の男が走って私を追いかけてきている。


「ふふふ。掴まえてごらんなさい」


私、振り返って彼の方を見る。


「意地悪しないでくれよ、ローズマリー」


よく見ると、それは碧様だった。


チューリップ畑で追いかけっこしてる最中なの♡


「掴まえた!!」


バサッ。