そんなこと、言えるわけない。
第一、過去に失敗してるんだよ?
『Hしよ』って誘って怒られた経験があるんだから。
それが、トラウマになって言えないよ。
もう、私は今のままで満足してるんだからいいんだよ。
このままでいい。
「十分、幸せだからいい。人間は刺激がなくても生きていける」
「そんなこと言ってる心愛の目は死んでるっ!」
「私の目が死んでるって?」
「うん。輝きがない! それで、いいの?」
「いいって言ってるでしょ?」
「いや、よくないよ。心愛がかわいそう。せっかく彼ができたってのに恋愛の醍醐味を知らないなんて」
「もう、いいんだって」
「いや、よくない。心愛、不幸だよ? わかってる?」
「私が不幸ってなんで?」
「エクスタシーを知らないから。すだちも言ってた。碧君、何考えてるんだろうって。キスもしないなんてホモなんじゃないかって」
「それは、ありえないから」
「でも、変だよ」
「いいの!」
「いや、私が代わりに言ってあげる!」
まずいっ!
たまきが意気込んでる。
変なこと言わなきゃいいけど……。
第一、過去に失敗してるんだよ?
『Hしよ』って誘って怒られた経験があるんだから。
それが、トラウマになって言えないよ。
もう、私は今のままで満足してるんだからいいんだよ。
このままでいい。
「十分、幸せだからいい。人間は刺激がなくても生きていける」
「そんなこと言ってる心愛の目は死んでるっ!」
「私の目が死んでるって?」
「うん。輝きがない! それで、いいの?」
「いいって言ってるでしょ?」
「いや、よくないよ。心愛がかわいそう。せっかく彼ができたってのに恋愛の醍醐味を知らないなんて」
「もう、いいんだって」
「いや、よくない。心愛、不幸だよ? わかってる?」
「私が不幸ってなんで?」
「エクスタシーを知らないから。すだちも言ってた。碧君、何考えてるんだろうって。キスもしないなんてホモなんじゃないかって」
「それは、ありえないから」
「でも、変だよ」
「いいの!」
「いや、私が代わりに言ってあげる!」
まずいっ!
たまきが意気込んでる。
変なこと言わなきゃいいけど……。

