チェリーガール

最悪だよ。


「えっ……うん」


「そっか」


「私もお腹空いたー。これから3人で食事に行こうよー。イイ店知ってるんだ」


たまきが、ノリ気。


デートに、ついてくるみたい。


まー、いいけど……。


「じゃ、チケットは後でいいよ。昼ご飯にしようか」


あー、なんて優しいの!


漫才より彼女の私を選んでくれたんだ!!


うれしー!!


「んじゃ、おいしいラーメンの店に行こう! もう、私お腹ペコペコ。早くラーメン食べたーい!」


たまきが、元気いっぱいに大声を出す。


「さあ、こっちだよ。行こう、行こう!」


たまきが、私と碧様の腕をそれぞれ掴んで間に入ってきて私たちを引っ張った。


デートに割り込み???





▼ ▼ ▼ ▼ ▼



「あー、食った、食った」


たまきは、満足気。


私たち3人はお昼を終えて、チケットも購入しブラブラと遊歩道を歩いていた。


最近、今日のように
うららかな日和が続いていた。


ぽかぽかして気持ちいい。