「えい!」
出口から出ようとした矢先、後ろから誰かに膝の裏を突かれた。
私、転びそうになった。
でも、足で踏ん張った。
誰かに突かれたと思って、後ろを振り返る。
「膝カックン、成功ー!」
そこには、イタズラっぽく笑うたまきがいた。
たまきは、腰に手をあてて胸を張って自信に満ち溢れているかのように見える。
そして、目にはなぜかサングラスをかけている。
「ずっと、後をつけてたんだよー。気付かなかったでしょ?」
「うん。全然知らなかった。なんで後なんか、つけてたの?」
「うひひ。それはね」
「うん。それは?」
「ストーカーしてたんだよ~ん」
ストーカー?
なんで?
「水原さん、趣味悪いよ」
私たち2人の会話を
そばで聞いていた碧様が
たまきに言葉をかける。
「だってー、彼氏がデザインの勉強しにフランスへ留学しちゃったから暇なんだもん。寂しいから遊んでよー」
そんな風に甘えてわがままを言う、たまき。
「もし遊んでくれなかったら、短大で心愛だけ仲間はずれにしてやるー!!」
たまきが、付け加えた。
出口から出ようとした矢先、後ろから誰かに膝の裏を突かれた。
私、転びそうになった。
でも、足で踏ん張った。
誰かに突かれたと思って、後ろを振り返る。
「膝カックン、成功ー!」
そこには、イタズラっぽく笑うたまきがいた。
たまきは、腰に手をあてて胸を張って自信に満ち溢れているかのように見える。
そして、目にはなぜかサングラスをかけている。
「ずっと、後をつけてたんだよー。気付かなかったでしょ?」
「うん。全然知らなかった。なんで後なんか、つけてたの?」
「うひひ。それはね」
「うん。それは?」
「ストーカーしてたんだよ~ん」
ストーカー?
なんで?
「水原さん、趣味悪いよ」
私たち2人の会話を
そばで聞いていた碧様が
たまきに言葉をかける。
「だってー、彼氏がデザインの勉強しにフランスへ留学しちゃったから暇なんだもん。寂しいから遊んでよー」
そんな風に甘えてわがままを言う、たまき。
「もし遊んでくれなかったら、短大で心愛だけ仲間はずれにしてやるー!!」
たまきが、付け加えた。

