ぎゃ~!!


私、パニックッ!!


だって、碧様が来るんだよー!


ピンチですっ!


碧様にこの部屋、見られたくない!!


どうすんのって感じ!!



「なんで呼んだのっ!?」


碧様を呼んだたまきを責める。


「だって、好きなんでしょ? それに、この前言ってたじゃん。嫌われたって。この機会に謝って仲直りすればいいじゃん。メール送ったら返ってきて心愛のこと心配してたよ。別に怒ってないみたいだった。碧君が見舞いに行きたいって言うから住所教えたんだよー」


「え―――――! 碧様がー? ご自分で行きたいと?」


「うん、うん。けっこう気にしてるみたいだった。脈ありなんじゃない?」


「うっそ―――――!!!」


「よかったね。両想いかも」


「両想いー!?」


「うん。だって、なんか好きそうなんだもん」


「え!! 私のこと!? 好きなの?」


「わかんないけど、なんとなく……」



きゃ~♡


超超超うれしーっ!!!


私のこと、好きだってー!!!


大好きだってー!!!
(いや、大好きとは言ってない)


念願の両想いっ!?