あの悩みながらマフラー編んでた私は何だったの?


雪の人物像をFBI心理分析官のように割り出した私って何だったの?


付き合った男性の数まで想像してたんだよ?


あの時の自分は何だったのって感じ。
(詳しくはP132~P133参照)


それが、猫だったなんて……。




「梨田さん」


「あっ。何?」


「どう?」


「何が?」


「雪ちゃんの抱き心地は?」


「うーん。あったかいよ。イイ感じ」


「雪ちゃんも喜んでる」


「なんで雪ちゃんが喜んでるってわかるの?」


「ゴロゴロ喉を鳴らしてるから」


よーく耳を澄まして私、雪の喉を鳴らす音を聞く。


本当に鳴らしてるみたい。


「梨田さんに、なついてる」


「そうかもしれない」


「雪ちゃん、目を細めてるよ」


見ると、雪は目を細めて
幸せそうな顔をしていた。


私に抱かれて心地いいんだな~♪


でも……。


私は……。


碧様に抱かれたい……。


碧様♡


今、とってもイイムードだと思うんです。