チェリーガール

グイグイと押し付けるかのようにERENAは渡そうと差し出すが、決して碧様は受け取らない。


「受け取ってよー」


甘えるように碧様に迫るERENA。


しかし、碧様には甘えが通用しない。


「ねー、受け取ってくれないと大声出すよー。ねー、いいの? 近所迷惑になるほど騒いでやるから」


笑いながらも少し怒ったERENAは、ストーカー的になり碧様を脅迫。


さあ、どう出る?


碧様。


「大声はやめてくれ」


困った顔をする碧様。


「ぎゃー!! 受け取って~!! 受け取ってよ!! これ受け取って!」


相手の迷惑を考えず、ERENAはさっそく近所迷惑になるほど騒ぎ始めた。


なんて女……。


サイテー過ぎる……。


ってか、幼稚と思う。



「受け取ってくれないと、もっと騒ぐから。いいの?」


「やめてくれ」


「じゃあ、これ。私のプレゼント。はい」


「困る」


「さ・わ・ぐ・ぞ・?」


「頼むからやめてくれ」


「嫌っ!!」


「雪ちゃんが目を覚ますし」


「雪ちゃん?」


ERENAが不思議そうに首をかしげた。


そっか。


ERENAは知らないんだ……。