…歌おう…!! あたしは慶太くんに向かって、大きく頷いた。 その時にはもう、歌いたいって気持ちと感情が溢れ出してきそうで。 うずうずしながら慶太くんのギターを待つ。 「…今の気持ちを、正直に歌って。そうすれば、メロディーや歌詞が浮かんでくる」 軽く頷き返し、真っ直ぐ慶太くんを見つめた時。 …儚げなギターの伴奏。 今の気持ちにぴったりじゃない…!!