「…ん。」



俺は目を開けた。



見えたのは、いつもと変わらない部屋の天井。



「…夢、か。」



俺は手をついて上半身を起こした。



何で今更、あんな夢を見たんだろう



あれは確か、俺達が7歳の時だ



それに…



「アイツって…誰だ?」



過去の記憶を探ってみても、三人で遊んだ記憶しか無い




俺達以外に、一体誰が居たんだろう?




フッと、時計が目に入る。



「やべっ…!」



俺は急いでベッドから出た。



今日は、俺にとって大切な日だからーーー