ーーみなとーー



真っ白の意識の中




微かに聞こえてくる声。




里奈…?




ーーそうだよ…ようやく会えたねーー




懐かしい里奈の声が耳に届く。




ごめんな…今まで、お前の事ずっと忘れてた




ーーいいんだよ、もう…。みなとは何もわるくないもんーー





里奈が笑ってくれたような気がした。





ーーみなと、お願い!彼女を…りこを止めて!ーー