少し先の店から子供の声が聞こえた。 よく見たら、少し野次馬が出来てるような… 「何があったんだろ?」 「行ってみるか?」 俺達はその店に向かって歩き出す。 野次馬の中に混じって見えた光景は 店の主人と一人の男の子 「お願いします…薬を売って下さい。」 男の子は必死に頭を下げた。 けど、主人はハン、と嘲笑う。 「ふざけんな。海の民に売る薬なんて一つも無いんだよ。」